11ダミー

借金の楽な返し方はあるの?複数借りている場合は順番が大切!

借金を背負って毎月返済を続ける生活は、
大変苦しいものですね。

特に複数の借金がある場合、いわゆる
多重債務の場合は、尚更です。

そんな時に誰もが考えるのは、「借金の
楽な返し方はないものか?」ということ
でしょうね。

この「借金の楽な返し方はないものか?」は
「借金の返し方はないものか?」
と言い変えれば、方法は幾つもあります。

問題は「楽に」の部分なのです。

これも「楽に」を、「僅かでも楽に」
変えれば、方法はないこともないのです。

そこで今回は、借金の楽な返し方はある
ものか、また、複数借りている場合はど
んな順番で返していくかを、考えてみましょう!

借金の楽な返し方とは?

冒頭でも書きましたように、「借金の楽
な返し方はないものか?」には、
「ありません」としか言えません。

しかし、「借金の僅かでも楽な返し方は
ないものか?」ならば、
「あることはあります」と言えるでしょう。

ではまず、「借金の僅かでも楽な返し方」
で、だめなものから消去法で消していきましょう。

時効を待つ

これは最初にダメですね。

時効になるには最低で5年はかかります。

そんな悠長な待ち方はできません。

それに時効には、時効の中断という大敵
がいて、金融業者はこれを使いまくるの
で 現実に時効にするのは、非常に困難です。

事実上できないと思った方がよいでしょうね。

夜逃げで踏み倒し

これはもう言うまでもありません。

夜逃げで踏み倒しをすれば、選挙権まで
なくなってしまいます。

法的に選挙権を抹消されるというわけで
はありませんが、住民票を移せないので、
投票用の葉書が届きません。

そのため、
結果的に選挙権を失うことになります。

債務整理をする

これはダメというわけではありません。

時と場合によっては、債務整理が唯一の
道という場合もあります。

ただ、デメリットが大きいのが難なのです。

それに、債務整理は借金を返すための
方法ではなく、借金を返さない方法なの
で、今回の趣旨からは少しはずれます。

それでは、借金の僅かでも楽な返し方とは、
どんなものでしょうか?

それにはこのような方法があります。

  1. 支出を抑え、収入を増やすことを考える
  2. 借金の現状を把握する
  3. おまとめローンや過払い金請求、任意整理なども考える

支出を抑え、収入を増やすことを考える

借金を楽に返す最大の特効薬は、
収入を増やし、支出を抑えることです。

そんなの誰でもわかってる、なんて
言わないでください。

確かに収入を増やし、支出を抑えること
が誰にでも出来たら、この世は大金持ち
ばかりになっています。

でも、誰でもなくあなたがそうしないと、
借金の返済に行き詰まるのですよ。

酒は飲み放題、競馬にも行き放題で借金
を楽に返そうというのは、虫が良すぎます。

収入を増やす方法としては、副業(バイ
ト)をするという手もありますが、現在
の仕事だけで手一杯、という人が多いでしょう。

となると、支出を抑える方が現実的です。

支出を抑えるには、このような方法があります。

  1. 生活に差し障りのないものから節約する
  2. 給料日に直ちに返済をする
  3. 外食はやめる
  4. 不要なものは売り払う
  5. 実家に帰る

この中では、実家に帰るのは、実家が
近い人以外は難しいしょうね。

不要なものは売り払うというのは、
つまり断捨離です。

日常の生活で絶対に必要なものというの
は、案外少ないものです。

但し、この不要品の整理は、一度行うと
もう一度売るということはできません。

あくまでも
一回限りの方法なのです。

もっとも効果的なのは、
給料日に直ちに返済をしてしまう方法です。

そうすれば、いやでも残りのお金で生活
しなければならず、自然と節約に繋がります。

しかも、返済が遅れてブラックリスト
入りという恐れもありません。

一定の枠の中で生活する習慣をつければ、
自己管理能力も上がります。

お金にルーズで金銭感覚がないことも、
これで克服できるかも知れませんよ。

もしそうなれば、それは後の人生にも
好影響を与えるでしょうね。

借金の現状を把握する

借金の現状を確認する
ことは非常に重要です。

どの契約が幾らで金利がどの位なのか、
確実に把握していないと、楽で有利な
返済はできません。

その際は記憶に頼るだけではなく、実物
の借用書などの書類を、一つずつ確認していきます。

明細書や契約書などから、各借入先ごとに

借入残高、金利、月々の最小返済額、返済日
を確認しましょう。

この作業で確認した借金の金額や金利は、
次項での返す順や優先順位を決めるのに
は、絶対に必要なのです。

おまとめローンや過払い金請求、任意整理も考える

おまとめローンや過払い金請求、任意整
理も、借金の楽な返し方の範疇に入りそうですね。

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にまとめて、返済を簡便かつ(多少)安
くしようというものです。

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複数借りている場合の順番はどうする?

複数の借金がある場合には、その返し方
でも順序と優先順位を考えた方が、楽に
返済することができます。

返済の優先順位を考える時には、今現在
で先に返した方が楽になるものと、将来
あるかも知れない万一の時の、両方を考慮する必要があります。

将来あるかも知れない万一のケースとは、
例を挙げると自己破産などに至った場合のことです。

それを頭に入れて、返すべき順序を見てみましょう。

  1. 税金などの非免責債権
  2. 金利の高い借り入れ
  3. 高額な借り入れ

一番優先的に返す必要があるのは、
税金などの非免責債権
です。

自己破産では全ての借金はゼロになるの
ですが、例外もあります。

その例外が税金などの非免責債権で、
これは必ず返済しなければなりません。

ですから、もし自己破産の可能性がある
のなら、まずこれから先に返済しておくべきでしょう。

金利の高い借り入れを優先して返済する
のは、最も合理的です。

これが後に残ると、金利の差の分不利になります。

 高額な借り入れは、先に返しておくと、
後々の返済が楽になります。

場合によっては、高額の借り入れにのみ
任意整理を行うという方法もあります。

他の債務整理では特定の借金のみ対象に
することはできませんが、
任意整理ではそれが可能なのです。

そこで、最も高額な借金のみ任意整理と
して、後の借金は普通に返済すれば、
総返済額はかなり少なくなります。

それに、他の債務整理では必ずブラック
リストに載りますが、任意整理ではやり
方次第でブラックリストに載らないこともあります。

これらの方法を組み合わせて返済してい
けば、ただ漠然と全ての借金を返してい
くよりは、かなり楽になると思いますよ。

結び

借金の楽な返し方としては、

  • 支出を抑え、収入を増やすことを考える
  • 借金の現状を把握する
  • おまとめローンや過払い金請求、任意整理なども考える</lなどがあります。時効を待つや踏み倒しは、楽な返し方としては、最悪です。

    ペナルティが大きすぎるからです。

    複数借りている場合の優先順位は、

        1. 税金などの非免責債権
        2. 金利の高い借り入れ
        3. 高額な借り入れ

    となります。

    これらの方法を組み合わせて返済してい
    けば、ただ漠然と全ての借金を返してい
    く楽には、かなり楽になるでしょう。