借金

借金の借り換えのメリットとデメリット!知っておくべきポイントは?

借金があるが、金利が高い、月々の返済
額が大きいなどで、返済が苦しい時はよ
くあるものです。

そのような場合、もっと
有利な条件で借り換え
できないものか、と考えるのは当然ですよね。

また、複数の借り入れがある場合は、こ
れを一つに纏めたら楽になるのではない
か、とも考えるでしょう。

しかし、今現在借金を抱えている状態で、
借り換えに応じてくれる金融業者はある
ものでしょうか?

また、借金を一つにまとめることで、返
済は本当に楽になるものでしょうか?

今回は、そのような借金の借り換えと
纏める方法のメリットとデメリットを、
調べてみました。

借金の借り換えのメリットとデメリットは?

借金の借り換えには、2つのやり方があります。

一つは、今の借金よりも低い金利でお金
を借りて、その借りたお金を元の借金の
返済に当てる、というものです。

今の金利と新しい金利の差額分が、負担
を減らすことになりますね。

もう一つは、複数の借金がある場合(多重
債務と言います)に、それを
一つにまとめて返済していく方法です。

おまとめローンがその代表格ですが、
この場合は、一つにまとめた借金は、
金利などが安くなることが多いのです。

さらには返済日も一つになるので、複数
の借り入れのようにうっかり
忘れることもありません。

まず、今より安い金利で借り換える方か
ら、そのメリットやデメリットを見ていきましょう。

まず借り換えの場合は、今より金利が安
いというのが、絶対条件です。

当たり前ですが、今より高い金利で借り
換える人は、まずいません。

そのような安い金利の金融業者が、
見つかるかどうかがまず第一の問題ですね。

借り換えのメリット

  • 金利が安くなる分、返済の負担が減る
  • 信用情報がブラックにならない

借金の借り換えの最大のメリットは、
金利が下がる分毎月の返済額や総返済
額が少なくなることにつきます。

例をあげますと、借金の残高が100万円、
金利が18%、返済期間が2年の場合、
毎月の返済額は4万9924円、総返済額は119万8188円になります。

これを金利が15%の借金に借り換えると、
毎月の返済額は4万8487円、総返済額は116万3838円になります。

一月で約1500円、総額でおよそ2万5000円
も安くなるわけです。

ブラックリストに載らないのは、借り換え
でもちゃんと返していれば当然
のことです。

債務整理をすれば、借金は劇的に少なく、
あるいはゼロになります。

しかし、任意整理の一部を除いて、個人
再生や自己破産の場合は、必ず各信用情
報機関のブラックリストに載ります。

そうなると、新しい借金やクレジットカー
ドの作成は出来なくなりますし、現在持っ
ているクレジットカードもいずれは使えなくなります。

これはやはりなにかと不便なことも多いでしょうね。

借り換えのデメリット

  • やり方によっては総返済額が増える場合もある
  • 手数料がかかる場合もある
  • 借り換えは審査が厳しい

金利が低い金融業者から借りても、毎月
の返済を減らすために返済期間を長く設
定すると、総返済額が大きくなる場合もあります。

上の例と同じく、金利が18%から15%に
減っても、かりに返済期間を3年に延ば
すとしましょう。

この時、乗り換えなかった場合は、
毎月の返済額は4万9924円、総返済額は119万8188円になります。

借り換えた場合は、毎月の返済額は3万4665円、
総返済額は124万7952円になります。

おわかりと思いますが、月々の返済は
確かに楽になります。

そのかわり、
総返済額は5万円も増えてしまう
のです。

ですので、返済期間は無闇に長くするべきではありません。

借り換えには手数料がかかる場合もあります。

特に住宅ローンのような多額なローンでは、
数十万円になることもあります。

借り換えは審査が厳しいのも、デメリットの一つです。

これはどの金融機関でも同じですが、特
に都市銀行でおまとめローンにする場合
は、審査を通るのはかなり難しいようです。

消費者金融では、銀行程審査は厳しくあ
りませんが、その代わり金利が高いので、
安い金利に乗り換えるというメリットは、あまり期待できなくなります。

おまとめローンのメリットとデメリット

それでは借金を借り換えるとすると、一
つにまとめたいわゆるおまとめローンが
有利なのか、それとも個々に借り換えた方が有利でしょうか?

これはその人の状況によりますが、金利
などではおまとめの方が有利なようですね。

しかし、おまとめローンには色々と条件がつきます。

これはデメリットの一つですね。

おまとめローンのメリットとデメリット

まずデメリットの方です。

  • 他社の債務に限る
  • 債務の数は最大でも3.4社分
  • 審査が厳しい
  • 返済総額が増える場合もある
  • 借金が減ったと勘違いしやすい

おまとめローンは、他社の債務に限定されます。

自社の借り入れは対象外なのです。

審査はかなり厳しく、単独のローンより
おまとめローンの方が、
審査はより厳しい傾向にあるようです。

借入件数が多過ぎたり、遅延や滞納が
あったりした人は、さらに審査は通りにくいようですね。

特に銀行系では、審査はより厳しくなり、
消費者金融系では銀行よりはゆるやかな
場合が多いです。

借金が減ったと勘違いしやすいというの
は、月々の返済額が減ると、「借金その
ものが少なくなった」という勘違いしやすくなります。

おまとめローンでも、借金そのものは
全く減ってはいないのです。

それを忘れず、気を緩めて散財しないよ
うに、気をつけましょう。

その代わり、おまとめローンのメリットは、
かなり大きなものがあります。

  • 金利を低く抑えられる
  • 毎月の返済額が少なくなる
  • 返済日を統一できる
  • 総量規制は対象外</strong>
  • 返済期間は選べる

返済期間は5年から10年程度を選べますが、
そのため毎月の返済額は少なくなります。

返済日を統一できるのも
メリットの一つですね。

複数のローンで返済日がバラバラですと、
管理が大変です。

うっかり忘れてしまうと、返済遅延とい
うことになり、大変なことになります。

1つだけなら忘れることはまずないでしょう。

総量規制は対象外ですので、それもメリットの一つです。

このおまとめローンと比べて、個々の
借り換えはあまりメリットがありません。

借り入れ数分の借り換え手続きも面倒で
すし、金利も高いのです。

一つだけ、おまとめローンよりは審査が
ややゆるいのがメリットでしょうか。

結び

借金の借り換えのメリットは、
金利が安くなる分、返済の負担が減る
ことです。

金利が下がる分毎月の返済額や総返済
額が少なくなります。

借金の残高が100万円、金利が18%、
返済期間が2年の場合、
毎月の返済額は4万9924円、総返済額は119万8188円になります。

これを金利が15%の借金に借り換えると、
毎月の返済額は4万8487円、総返済額は116万3838円になります。

一月で約1500円、総額でおよそ2万5000円
も安くなるわけです。

これはおまとめローンですと、さらに金
利は低くなる場合が多く、しかも返済先
が1社に纏まるので、返済日を忘れる恐れもありません。

デメリットは

  • やり方によっては総返済額が増える場合もある
  • 手数料がかかる場合もある
  • 借り換えは審査が厳しい

などがあります。

特におまとめローンの場合、審査はかな
り厳しく、これが最大のネックになりそうですね。