借金

借金の相談をしたい人はどこに相談すればいい?友達に出来ない人は?

お金を借りたが返済に困っている時、
皆さんは誰に相談しますか?

おそらくは、親か友達に相談する、
という人が多いでしょうね。

どちらも一番身近にいるのですから、
当然でしょう。

親や友達なら親しい間柄なので話しやす
く、気軽に相談できます。

しかし、借金をどう返済していくかとい
う問題は、そう簡単に答が返ってくるこ
とはないでしょうね。

もちろん、親や友達が資金力があり、立
て替えてくれたり、あるいは無利子無担
保でお金を貸してくれたりすれば、言うことはありません。

しかし、世の中そんな甘い話はまずありません。

そんな時にはどうすればよいのでしょうか?

今回は、借金の相談は誰にすればよいのか、
また、親や友達があてにならない時にはど
うしたらよいのかを、見ていきましょう。

借金の相談をしたい人は誰にする?

借金の相談をするとなると、まず第一に
誰に相談するかが最大の問題です。

普通は親か友達というのが、まず頭に
浮かぶでしょうね。

なによりもお金の話もしやすいという、
利点があります。

しかし、いくら親や友人が親しい仲とはい
え、借金をどう返済していくかという問題
は、そう簡単に答が返ってくることはないでしょうね。

なにより、無い袖は振れぬというように、
親や友達が一時立て替えてくれる、
というケースはあまりありません。

そうなると、誰でも途方に暮れてしまいますよね。

そのような時に、まず考えられる所は、
公的な機関があります。

借金については、公的機関でも相談を
受け付けているのです。

まずは近くに相談できる所があるか
探してみましょう。

借金の相談ができる公的機関

借金の相談ができる公的機関などについ
ては、次のような所があります。

  1. 国民生活センター・消費生活センター(独立行政法人)
  2. 日本司法支援センター 法テラス(独立行政法人)
  3. 日本クレジットカウンセリング協会(公益財団法人)
  4. 日本貸金業協会(認可法人)
  5. 金融庁(行政機関)
  6. 警察(行政機関)
  7. 日本弁護士連合会(弁護士自治団体)
  8. 日本司法書士会連合会(特別民間法人)

国民生活センター・消費生活センターは、
消費者が問題を抱えている場合に、最初
に相談する所です。

電話で相談できるので、まずはここから
話して見ましょう。

消費生活センターは各都道府県にありま
すが、電話番号は国民生活センターの
公式サイトから確認してください。

国民生活センター「全国の消費生活センター等」

最寄りの消費生活センターの電話番号が
わからない場合は、
消費者ホットライン(188)に電話をしましょう。

消費者ホットライン(188)に電話し、
案内に従って郵便番号を入力すれば、
最寄りの消費生活センターにつながります。

受付時間は各消費生活センターごとに異な
りますが、夜間・早朝は受け付けていません。

日本司法支援センター 法テラス(独立行政法人)は、
法律に関することなら何でも相談できます。

勿論、多重債務などの借金問題や債務整
理に関する相談も受け付けています。

電話は
法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)
です。

受付時間は平日は9~21時、土曜は9~17時
に電話相談を受け付けています。

尚、相談料は無料ですが、通話料はかかります。

また、法テラスの公式サイト内にある
メールフォームから相談することもできます。

こちらは24時間受付可です。

法テラス「メールでのお問い合わせについて」

法テラスには、民事法律扶助という
サービスがあります。

これは弁護士費用の立て替え制度なのです。

法テラスに弁護士費用を一時立て替えて
もらうことができます。

「弁護士に依頼したいのだけど、お金が
ないのできない」という人はぜひ利用し
てください。

奨学金制度と似たようなシステムですね。

この民事法律扶助を希望する場合は、法
テラスの地方事務所か、法テラスに登録
している弁護士・司法書士の事務所へ申込みます。

ただし、収入証明書や住民票などが必要です。

また、収入・資産が一定以下など一定の
条件があり、審査があります。

もう一つ、弁護士費用の全てが対象にな
るわけではなく、一部は自前となります。

返済は法テラスと話しあいですが、通常
は分割払いで月々一定額を支払っていく
場合が多いようです。

日本クレジットカウンセリング協会や、
日本貸金業協会は業者の団体なので、
説明は割愛します。

尚、弁護士と司法書士の団体については、
次項で説明いたします。

友達や親に相談が出来ない人はどうする?

それでは、友達や親に借金の相談が出来
ない人はどうしたらよいのでしょうか。

前項で書いた公的機関は強力ではありま
すが、個々の個人の問題を直接解決して
くれるわけではありません。

あくまで、サポートや相談が主なのです。

となると、直接解決にあたってくれるの
は、やはり弁護士ということになります。

とはいえ、普通の人は誠実で強力な頼れ
る弁護士が知り合いにいるとは限りません。

大半の人は、なにかあるまでは弁護士は
無縁の存在なのです。

そこで、弁護士会などに連絡して、
紹介して貰うという手があります。

以下は東京での弁護士会一覧ですが、
東京以外でも同様の弁護士会はあり
ますので、そちらに連絡してみましょう。

弁護士の費用については、資金がない人
は前項で書いた民事法律扶助なども相談
してみましょう。

第一東京弁護士会専門相談 弁護士紹介センター[一弁]

03-3595-8575

第二東京弁護士会専門相談 弁護士紹介センター

03-3581-2380

東京弁護士会

〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3

弁護士会館 TEL:03-3581-2201

第一東京弁護士会

〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3

弁護士会館 TEL:03-3595-8585

第二東京弁護士会

〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3

弁護士会館 TEL:03-3581-2255

弁護士会新宿総合法律相談センター

03-5312-5850

これらに連絡して、自分の借金について
の問題を簡潔に話し、「弁護士さんを紹
介してください」と言えば、弁護士を紹介してくれるでしょう。

弁護士との相談料は2千円から1万円程度
が多いようです。

実際に弁護士さんと話す時には、
必ず事実をありのままに話してください。

弁護士は、事実を正確に把握しないと、
的確なアドバイスをすることができません。

弁護士には守秘義務
がありますので、
何を話しても他に漏れる心配はありません。

自分にとって不利なことも、恥ずかしく
て話しにくいことも、全て真実をありの
ままに話しましょう。

また、相談する前には、
出来事を時系列順に並べたメモを作っておく
べきです。

話に脈絡もなく、あちこちに飛ぶと、
弁護士にしてもなにがあったのかを
把握しにくいのです。

それには、自分は
どのような解決法を望むのかも書いて
おけば、さらによいでしょう。

場合によっては、自分が望むのとは異な
る解決案を提示されるかも知れません。

その時は、疑問点や自分の希望なども率
直に話して相談しましょう。

結び

借金の相談をするとなると、まず第一に
親か友達
に相談するかが普通でしょう。

親しい間柄なのでお金の話もしやすいと
いう、利点があります。

しかし、親や友達がうまい解決案を持っ
ていることは、あまり期待できません。

そんな時には、公的機関でも相談を受け
付けているのです。

また、法テラスには「民事法律扶助」
いう奨学金に似た制度があり、弁護士費
用を一時立て替えてくれます。

相談先はやはり弁護士が一番ですが、こ
れも弁護士会などには弁護士紹介サービ
スがあります。

これらを活用して、うまく借金の悩みを
解消しましょう。