借金

友達から借金するのは絶対にNG!してはいけない理由とは?

借金は消費者金融やカードローンなら、
簡単に借りられます。

でも、なんらかの理由で、金融業者から
は借りたくない時もありますよね。

そんな時に頼りになるのは友達です。

しかし、友達から借金をするのは、
考えものです。

昼飯代をちょっと借りる程度ならばとも
かく、万単位のお金は相手にとっても
負担になります。

その借金が原因で、親しかった友達と
気まずい仲になってしまうかも知れない
のです。

というわけで今回は、友達から借金する
のはNGなのかOKなのか、そしてその理由
と、口約束だけの時の返済義務はあるのかなどを見ていきましょう。

友達から借金するのはNGかOKか?その理由は?

友達から借金をするのはNGなのか、
OKなのか、まずそこから見てみましょう。

まず、NGな理由からです。

友達から借金するのはNG!

友達から借金するのはNGな理由です。

  1. 相手にとっても負担になる
  2. 普通の友人関係ではなく、上下の関係になる
  3. 返せない時は信頼や友情にも傷がつく
  4. 金が原因でトラブルになると、仕事に差し障りがある時もある

相手にとっても、万単位の出費は負担に
なる筈です。

そこをあえて頼み込んで借りると、普通
友人関係ではなく、上下の関係
なってしまいます。

世の中の常識として、昔から
お金は出す方がエライと相場が決まっています。

もちろん、友人は自分が上の立場などと
は、口に出して言わないでしょう。

とはいえ、内心では無意識の内にそう感
じているのかも知れません。

そのような状態ですと、
飲み会に行くのも憚られます。

「人に金を借りているのに
酒飲んでる場合かよ」と思われかね
ませんからね。

そのように、お金を借りている方には、
友人関係ではなく、上下の関係など
色々と制限が生じてしまうのです。

それでも借金が完済できれば、まだ良
いのです。

返せない時は信頼や友情にも、
大きな傷がついてしまいます。

「友達なんだから、少し位返済日が遅く
なってもかまわないだろう」というのは、
甘すぎます。

「友達だからこそ」、なんとしても期日
迄には返済すべきなのです。

相手は金融業者のように、利益のために
お金を貸しているのではありません。

友達としての好意で貸してくれている
ですから、
それを忘れるのは許されない行為です。

しかも、金が原因でトラブルになると、
仕事に差し障りがある時もあります。

返済ができないことが、職場に知られた
りすると、職場でも浮いた存在になって
しまい、仕事に支障がでることも考えられます。

期日までに返済できれば問題はないとし
ても、万一トラブルになった時の
代償は高すぎます。

このような理由で、友達から借金するの
はNG!というわけです。

もっとも、友達から借金するのはOK!
という考え方もできますね。

友達から借金するのはOK!

友達から借金する場合のメリットには、
このようなものがあります。

  1. 審査の必要が無い
  2. すぐに借りられる
  3. 金利はゼロか非常に安い場合が多い
  4. 保証人も通常は必要ない
  5. 返済に融通を利かせてもらえる

審査の必要が無いのはありがたいですね。

特にブラック状態がまだ消えていない人
の場合には、非常に大きなメリットでしょう。

すぐに借りられるのもメリットですが、
これは金融業者でも即日融資の場合も
多いので、決定的なメリットではありません。

金利はゼロか非常に安い場合が多いのは、
絶対的なメリットです。

業者からの借り入れの場合は、金利だけ
払うのが精一杯という場合もありますの
で、その違いは大きいでしょうれ。

保証人も通常は必要ないのも、ありがた
いところです。

返済に融通を利かせてもらえるというの
は、時には諸刃の剣になります。

つまり、甘えが出て、つい返済が遅れた
りすると、非常に気まずい思いをします。

それが原因で友情にヒビが入り、
人間関係が損なわれる場合もあるでしょう。

こうして見ますと、友達からの借金は、
純粋にお金の面だけから見ると、
メリットは大きいです。

しかし、お金以外の面も考慮すると、
人間関係その他デメリットの方が大きい
と思いますよ。

バンク・オブ・アメリカの調査では、
「お金の問題で友人を失ったことがあ
る」という人は、回答者の半数を超えるそうです。

ですので、友達からの借金は控えた方が
無難でしょうね。

口約束だけの時の返済義務は?

友達から借金をした時、
口約束だけで借用書を作らなかった場合、
返済義務はあるのでしょうか?

借金は、口約束だけで借用書を作らな
かった場合でも、返済義務は生じます。

ただし、こちらが「そんな約束はしてい
ない」と言い張れば、
借金の契約は成立しないのです。

口約束の場合は、
両者が同意している場合のみ、
契約が成立します

口約束のみの場合、何時までに何回払い
で返すかという、細かい所までは話はし
ないことが多いでしょう。

そうなりますと、「返すとは言ったが、
何日迄とは言っていない いずれ返す」
という言い方も出来るわけです。

これは口約束としては、嘘になりません。

確かに借りる時の話では、何年何月何日
に返す、とは言っていないからです。

この辺が口約束のみの借金の危険な所です。

その危険を避けるためには、
金銭消費貸借契約書や借用書
を作るべきです。

借用書と金銭消費貸借契約書の違いは、

  • 金銭消費貸借契約書は2通作成して双方で保管する
  • 借用書は1通のみ作成して貸主が保管する

点です。

借用書の場合、1通だけですから
改竄の恐れもあります。

そのため、数字は漢数字の大字(だいじ)
を使います。

  • 一 → 壱
  • 二 → 弐
  • 三 → 参
  • 5万円 → 五万円
  • 10万円 → 拾万円

金銭消費貸借契約書に書く内容は、
以下のようなものです。

  1. 貸主と借主の住所氏名と押印
  2. 契約書の作成日付
  3. 貸付日
  4. 貸付金額
  5. *貸付けの実行の方法
  6. *貸付け実行の前提条件
  7. 元本返済の時期・方法
  8. 利息の定め
  9. *遅延損害金の定め
  10. *期限の利益喪失事由
  11. *保証人、担保設定に関する定め
  12. 借主の表明・保証

この内、「*」のついたものは、個人間
の貸し借りでは省略してもかまわないでしょう。

また借用書の場合は、

  1. 借主と貸主の氏名・住所・押印
  2. 契約書の作成日付
  3. 貸付日付
  4. 貸付金額
  5. 貸付けの実行の方法(返済方法・返済期日)

があれば充分でしょう。

結び

友達から借金するのはNGな理由は、

  1. 相手にとっても負担になる
  2. 普通の友人関係ではなく、上下の関係になる
  3. 返せない時は信頼や友情にも傷がつく
  4. 金が原因でトラブルになると、仕事に差し障りがある時もある

などです。

特に遅延などは厳禁です。

相手は、友達としての好意で貸してくれている
のですから、
それを忘れてはいけません。

しかも、金が原因でトラブルになると、
仕事に差し障りがある時もあります。

借金は、口約束だけで借用書を作らな
かった場合でも、返済義務は発生します。

ただし、こちらが「そんな約束はしてい
ない」と言い張れば、
借金の契約は成立しないのです。

口約束の場合は、
両者が同意している場合のみ、
契約が有効になります

したがって、借りた方が「そんな借金は
した覚えがない」などと言い張れば、
無効ということもあり得ます。

その危険を避けるためには、
金銭消費貸借契約書や借用書
を作っておくべきでしょう。